私の介護体験

 

 

私は、祖母の介護をしながら生活をしている30代後半の男性です。

 

祖母の介護は2011年の春頃から始まりました。「腰が痛い」と言ったのが始まりでした。

 

祖母は当時84才、それまでは体が丈夫で、どこも悪くなったことがありませんでした。

 

家族で、早く医者で診てもらったほうがいいとかなり強く勧めたのですが、本人は大丈夫だと聞き入れませんでした。祖母はそれまで体を悪くしたことがなかったのですぐに良くなると軽く考えていたようです。

 

ところが、全然良くはならず、更に悪化しました。それでも医者嫌いな祖母は診察を受けることを拒否していました。

 

その後、親戚の人にも説得に協力してもらってようやく医者で診てもらいました。

 

その時点で、腰をかばうために通常とは違う動きをしていたため膝や肩も痛めていました。

杖をつけばどうにか歩けるもの、腕が上がらなくなってたので自分では着替えもできなくなり、一度横になったら一人では起き上がれなくなっていました。

 

家には自分の他に祖母の介護をする人がいなかったので、私が祖母の着替え、食事の世話、病院が休みの日以外はリハビリに連れていき、夜寝るときは一人では起き上がれないのでトイレに起きるたびに私が祖母の体を起こしてトイレに連れて行っていました。

 

どうにか寝たきりにはさせなないで済んだものの、そんな生活が続いたため、安定した仕事ができず、疲労により体調を崩し、精神的にもだいぶストレスが溜まっていました。

 

祖母は認知症ではないものの、頑固なため、色々と難しいものがありました。こちらが心配して何か提案しても殆どは拒否されるので、もう何をやっても無駄、自分がこれから生きつづけるのも無駄に思うようになっていました。

 

その頃は、もうこのままでは自分の将来もおしまいだから祖母が死ぬ時に一緒に死んだほうが楽だなと考えていました。

 

 

その後半年以上経って、ようやく少しはマシになり、一人で起き上がれるようになったので以前よりは楽になりました。

 

が、そうなったら今度はリハビリに行くのを拒むようになりました。そのため、毎日私が祖母にマッサージ等のリハビリを行っています。これは2017年現在も続いています。

 

もちろん少しマシになったとはいえ、体を悪くする前の状態に戻るわけもなく、加齢による衰えもあり、ずっと食事の世話やマッサージ等の介護が必要な状態です。

 

どうやら今後の介護生活が長くなりそうだと感じ、今度は近い将来への不安が大きくなってきました。

 

 

私が自宅で介護しながら収入を得た方法

 

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